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鉄同等の耐振動を可能にした架台用アルミ構造材を発売FAニュース

SUSは、架台用アルミ構造材「ZF」を発表した。接合部に木造建築の伝統技術である「二方差し」を応用し、剛接合を可能にした。

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 SUSは2015年2月2日、架台用アルミ構造材「ZF(ゼットエフ)」を発表した。精密なロボット作業の多い半導体メーカーや自動車メーカー、食品メーカーなど向けで、発売は2015年春の予定。

 ZFは、大きな力がかかる接合部の構造に、温度差による伸縮が大きいアルミの特性を生かした剛性ジョイントと、木造建築の伝統技術「二方差し」を応用した挿入方式を採用し、フレーム同士の剛接合を可能にした。これにより、従来工場などの装置架台で課題とされていた、荷重や振動による変形・たわみに対応できる。

 上下の剛性を保つ必要がある梁(はり)と、各方向からの剛性を保つ必要がある柱の役割の違いにも着目。それぞれの役割に合わせ、梁を長方形、柱を正方形の断面に設計し、これらを組み合わせることで、同等サイズの鉄製溶接架台に等しい高い剛性を備えたという。

 アルミ本来の軽さと優れた加工性から、レイアウト変更などにもフレキシブルに対応できる。切断・加工も容易で高精度のため、最適サイズに調整しやすく、省スペース化にも貢献できる。これらの特性により、一般的な鉄角パイプよりコストを削減でき、納期も半分程度に短縮できるという。

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