ニュース
パナソニックの考える、2020年の「お・も・て・な・し」:東京オリンピック(2/2 ページ)
パナソニックは「2020年のおもてなし」をテーマとした関係者向け展示会を開催。2020年夏に開催される東京オリンピックをにらみ、さまざまな“おもてなしアイデア”を披露した。
非常時に対する備えも、おもてなしの1つ。J-Alert(全国瞬時警報システム)と連動し、SNSや街頭カメラなどの情報も加味して避難経路を提案する群衆誘導ソリューションや、放送波を使ってバスなど交通機関の利用者に緊急情報を提供する防災情報提供システム、民生用の安価なウェアラブルカメラ(HX-A100)を利用しての監視システムなども紹介されていた。
この他にも、LED光源からの光に組み込んだID信号を、スマートフォン搭載のイメージセンサーと専用アプリで受け取る「光ID間接照明」や、全周囲撮影カメラで撮影した360度の映像をヘッドマウントディスプレイ(HMD)で表現することで遠方のスタジアムでも生観戦している気分を味わえる「パーソナルVRシステム」など、多種多彩な展示が行われていた。
会場には50を超える「おもてなしソリューション」が紹介されていたが、これらの多くはパナソニック1社でまかなえるものではなく、実現に際しては金融機関や宿泊業者、イベント運営元、関係省庁などとの調整が必要となる。それは容易なものではなく、提案するアイデア全てが2020年に現実のものになるとは想像しにくい。
関連記事
- “体質改善”進むパナソニック、減収減益も営利5%以上確保――国内回帰は春以降
パナソニックは2015年3月期(2014年度)第3四半期の決算発表を行った。為替影響を除いた実質的な売上高は減少し利益も減少したものの、営業利益率は5.7%を確保し、着実に利益を生み出せる体制へと“体質改善”の効果を強調した。 - 監視カメラも4K解像度越え、パナソニックが全方位ネットワークカメラ新製品
パナソニックが監視用全方位ネットワークカメラの新製品を発売する。4K以上の解像度をもち、さまざまな撮影モードに対応する。 - Firefox OS搭載スマートテレビ、パナソニックが発表
「Firefox OS」を搭載した4Kスマートテレビをパナソニックが発表した。今春より提供を開始する。 - QRコードやビーコンより使いやすい「光ID」、パナソニックが2015年度に商品化
パナソニックは、LED光源からの光に組み込んだID信号「光ID」を、スマートフォン搭載のイメージセンサーと専用アプリで高速受信する技術を開発した。2015年度内に同技術を用いた「光ID発信機器」の商品化を目指す。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.