ホンダが立駐対応の3列シートハイブリッド車「ジェイド」の投入で目指すもの:4代目「オデッセイ」や「ストリーム」の後継車(3/4 ページ)
ホンダが発表した3列シートの新型ハイブリッド車「ジェイド」。「1550mm未満の機械式立体駐車場の制限に対応する3列シートのハイブリッド車」という車両は日本国内には存在しない。この“オンリーワン”といえる新型車をホンダはどういった狙いで開発したのか。
“本物”を追求したデザイン
ジェイドのエクステリアデザインのテーマは、「Light&Solid」。「セダンのような低い全高を生かしながらも、フェザーのように軽快なキャビンをしっかりとした足回りが支えているようなフォルムを目指した」(ホンダ)という。特に全高の高低を印象づけやすいルーフ部分は、ベルトラインを下げることで全高の低さを強調するようなデザインとなっている。また、テールランプとストップランプにLEDを採用することで、上質感を演出した。
インテリアデザインのテーマは「Natural&Advance」。爽快なキャビンと先進的なコクピットの融合を目指したという。キャビン部分は、“ナチュラルに感じられる上質感”を追求し、シルバー加飾で縁取りした木目加飾パネルを配置することで、上質な家具を思わせるデザインが施された。
コクピット部分は、メーター類をステアリングホイールの外側にレイアウトすることで、先進的な雰囲気を演出。メーター自体のデザインも、左右にエコインジケーターの機能をもたせた円弧状のアンビエントとブルーバーの加飾を施すことで、ハイブリッド車のクリーンなイメージと先進性を表現している。
また、シートに使用する素材にもこだわり、シートサイド部には汚れに強く手入れがしやすく、手になじみやすいプライススムースを採用。座面と背もたれの部分には、スポーツウェアなどに利用される通気性と耐摩耗性に優れた素材を利用することで機能性を高めている。
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