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クアッドコアの新ラズパイ「Raspberry Pi 2」発売、対応Windows 10は無償提供:6倍速い
クアッドコアCPUと大容量メモリで6倍の高速化を果たした「Raspberry Pi 2 Model B」が発表された。米Microsoftからは対応する「Windows 10」の無償提供も明らかに。
Raspberry Pi Foundationは2015年2月2日(英国時間)、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」の新モデル「Raspberry Pi 2 Model B」を発表した。日本国内ではアールエスコンポーネンツが販売し、価格は4291円。
新製品は心臓部のSoCにBroadcomの「BCM2836」(ARM Cortex-A7 クアッドコア 800MHz)を搭載し、メインメモリも1Gバイトに増量することでより処理能力を高めた。従来品のコストパフォーマンスはそのまま、プロセッサの強化とメモリの増大により6倍超の高速化を実現したという。
40ピンのGPIOや4基のUSB 2.0、MicroSDカードスロット、ボード形状(サイズ)などは既存モデルの「Model B+」を継承しており、対応拡張モジュールやケースなどはそのまま利用できる。
なお米Microsoftは同社最新OS「Windows 10」の開発者向けサイトで、Windows 10のRaspberry Pi 2サポートと、開発者に向けての向け無償配布を発表した(Windows 10 for Raspberry Pi 2)。提供の時期や方法などは追って公開される見込みだ。
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