世田谷ものづくり学校、3Dプリンタ関連のスタートアップ支援を発表:中小製造業ニュース
IID 世田谷ものづくり学校は、3Dプリンタ関連事業のスタートアップに対する支援プログラム「スタートアップ for 3D」を発表。同学校内に併設されているコワーキングスペース「IID コワーキング」の利用会員に応募して採択された場合、施設内の3Dプリンタや3Dスキャナーなどを1年間無料で利用できる。
IID 世田谷ものづくり学校(以下、IID)は2015年2月2日、3Dプリンタ関連事業のスタートアップに対する支援プログラム「スタートアップ for 3D」を発表した。同学校内に併設されているコワーキングスペース「IID コワーキング」の利用会員に応募して採択された場合、施設内の3Dプリンタや3Dスキャナーなどを1年間無料で利用できる特典が付与されるという。応募期間は同年3月31日まで。
世田谷ものづくり学校は2004年に廃校となった小学校を再活用した施設で、さまざまな分野のクリエイターの誘致や製品の展示、モノづくりにまつわるワークショップなどを開催している。学校内には、オフィスやコワーキングスペースの他、一般利用も可能な3Dプリンタやレーザーカッター、モデリングツールなどが利用できる「PTA/Prototyping Room」も併設されている(関連記事:世田谷ものづくり学校が「ファブ」になる! 個人や中小企業のモノづくりを支援 )。
今回のスタートアップ for 3Dに採択されると、PTA/Prototyping Room内に設置されている3種類の3Dプリンタ、MICROBOARDS Technologyの「AFINIA」、ムトーエンジニアリングの「MF-1000」と「MF-2000」の毎月8時間分の利用料金に加え、3D Systemsの3Dスキャナ「Sense」の利用料金が1年間無料となる。さらに、PTA/Prototyping Room内に設置されているレーザーカッターなどの機器も1年間一般料金の半額で利用できるという。
スタートアップ for 3Dへの応募資格は、3Dプリンタを活用した事業で世田谷区内での創業を予定している事業者および、創業2年未満で世田谷区内への移転を計画している事業者。応募後に審査を通過し、IIDコワーキングの会員(初期登録費用:1万円、月額利用料金1万5000円)になることでプログラムの特典が適用される。
なお、2015年2月1日にPTA/Prototyping Roomの一般利用向けの利用料金も改定された。2015年3月末まで会員登録が無料となっている。
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