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“ゆめのロボット”マッスルスーツが南相馬で生産開始:ロボット開発ニュース
菊池製作所は2015年1月27日、同社の南相馬工場において、装着型筋力増強装置である「マッスルスーツ」の量産を開始した。
菊池製作所は2015年1月27日、同社の南相馬工場(福島県南相馬市)において、装着型筋力増強装置である「マッスルスーツ」の量産を開始したと発表した。
マッスルスーツは、東京理科大学工学部教授の小林宏氏が開発を進めてきた、着用によって人間の動きをサポートする動作補助ウェア。背筋力を補う力と椎間板圧縮力の負担を軽減する機能があり、介護や物流、工場、工事などさまざまな重量物移送作業の現場での活用が期待されている。
菊池製作所と小林氏は2013年12月、マッスルスーツの商品化に向けベンチャー企業であるイノフィスを設立。現在までにイノフィスが試験販売したマッスルスーツの出荷台数は累計で770台に達した。介護や物流、工場における作業向けの試験販売によって市場の期待感や多くの反響を得るとともに、将来的には農業分野、土木建築分野での利用拡大の可能性も見えてきたという。そこで菊池製作所が南相馬工場での量産を始めることにした。
なおマッスルスーツにとって南相馬市は、生産地であること以外の関係もある。南相馬市の小学校では、小林氏のマッスルスーツ開発に向けた取り組みを紹介した『「ゆめのロボット」をつくる』を掲載する国語の教科書を採用しているのだ。
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