二輪車のメーターもデジタルクラスタになる、専用UI開発ツールを展示:オートモーティブワールド2015
エイチアイは、「オートモーティブワールド2015」において、ミックウェア、東洋電装と共同開発した二輪車向け高機能デジタルクラスタの開発ツール「eXtream Meter Cluster Concept」を展示した。
エイチアイは、「オートモーティブワールド2015」(2015年1月14〜16日、東京ビッグサイト)内の「第3回コネクティッド・カーEXPO」において、ミックウェア、東洋電装と共同開発した二輪車向け高機能デジタルクラスタの開発ツール「eXtream Meter Cluster Concept」を展示した。
自動車のメータークラスタでは、アナログメーターと車両のさまざまな情報を表示するディスプレイを組み合わせたデジタルクラスタの採用が広がっている。一方、二輪車については、従来通りのアナログメーターが一般的で、デジタルクラスタと呼ばれるものそれほど多くはない。
しかしエイチアイによれば、「二輪車にも四輪車と同様にデジタルクラスタ化の波が確実にやってくる」という。今回展示したeXtream Meter Cluster Conceptは、そういった二輪車のデジタルクラスタを開発するためのツールセットだ。
eXtream Meter Cluster Conceptは、東洋電装製の二輪車のハンドルスイッチと、エイチアイのユーザーインタフェース(UI)設計ツール「eXbeans UI Conductor」、同ツールで作成したUIを5インチディスプレイに表示するAndroid端末、二輪車のハンドルスイッチとAndroid端末の間で信号のやりとりを行うインタフェースボードから構成されている。
エイチアイの説明員は、「UIの設計自体はeXbeans UI Conductorがあれば可能だが、そのUIの二輪車における使い勝手などを確認するには、二輪車のハンドルスイッチが必要になる。そこでハンドルスイッチで定評のある東洋電装の協力を仰いだ」と述べている。
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