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フリースケールが「Vybrid」じゃないデジタルクラスタ向けICを披露:車載半導体(1/2 ページ)
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、プライベートイベント「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン(FTF Japan)2014」において、機械式メーターと液晶ディスプレイを組み合わせたデジタルクラスタ向けのIC「MAC57D5xx」を披露した。
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、東京都内で開催したプライベートイベント「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン(FTF Japan)2014」(2014年12月4日)において、通常の機械式メーターとディスプレイを組み合わせたデジタルクラスタ向けのIC「MAC57D5xx」を披露した。
近年のメーターは液晶ディスプレイの採用が進むとともに、液晶ディスプレイのサイズ拡大やカラー化も果たされつつある。その一方で、メーター全体を液晶ディスプレイにするディスプレイメーターについては、採用が一部車種にとどまっているのが現状だ。従来の針を使った機械式メーターと、カーナビゲーションなどの情報をディスプレイに表示する液晶ディスプレイを組み合わせたデジタルクラスタが主流だと言えるだろう。
MAC57D5xxは、このデジタルクラスタ向けに開発されたICだ。ARMのアプリケーション処理用プロセッサコア「Cortex-A5」と、マイコン用プロセッサコア「Cortex-M4」と「Cortex-M0+」を集積している。OpenVGなどに対応するCortex-A5で液晶ディスプレイのリッチな表現を制御し、Cortex-M4でメーター全体の制御を行う。そしてCortex-M0+を使えば、機械式メーターの針の動作を制御できる。
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