運転しながら美しくなれるかもしれないエアフィルター:東京オートサロン2015
デンソーは「東京オートサロン2015 with NAPAC」で、カーエアコン用フィルターの新製品「クリーンエアフィルター プレミアム」を展示。自動車ユーザーへの調査結果を基に、ビタミンCを放出する機能など車室内の快適性の向上に貢献する3つの新機能を備えた。
デンソーはカスタムカーの展示会「東京オートサロン2015 with NAPAC」(2015年1月9日〜12日、幕張メッセ)で、2014年12月16日から販売しているカーエアコン用フィルターの新製品「クリーンエアフィルター プレミアム」を展示した。トヨタ紡織と共同開発したもので、近年自動車ユーザーからの要求が高まっている車室内の快適性の向上に対応する3つの新機能を備えた。価格は5500円(定価)。
クリーンエアフィルター プレミアムは、通常の「クリーンエアフィルター」に、フィルターに付着したスギ花粉やダニなどのアレルギー物質の活動を抑制したり、排気ガスやペットの臭いを脱臭したりする機能を追加した。さらに、フィルターに塗布された「ビタミンCセラミックス」により、空気中にビタミンCを放出する機能も搭載している。フィルターを通して空気中にビタミンCが放出することで、人間の肌の水分量を向上させる効果があるという。
このビタミンCを放出する機能は、デンソーが行ったユーザー調査の結果を反映したものだという。「自動車ユーザー約1000人にカーエアコンに関する調査を行ったところ、近年話題となっているスチーマーなど、美容機器のような機能を求める声が多かった。このように、車室内空間の快適性に関するニーズは年々高まっている。カーエアコンからスチームを放出させることは難しいが、美容に関係するものとして肌の水分量の向上効果があるビタミンCを放出する機能を加えた」(ブース担当者)。
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