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超硬材の鏡面仕上げが可能な単結晶ダイヤモンド工具を開発FAニュース

特許技術である「電解砥粒研磨」と「鏡面研磨」を応用し、面取り加工を施し、ダイヤモンド工具先端の欠けを減少させた。

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 協和精工は2014年12月10日、超硬材の鏡面仕上げが可能な「無垢単結晶ダイヤモンドエンドミル工具」を開発したと発表した。銅の鏡面仕上げから超硬の鏡面加工まで、幅広い用途に対応するという。

 従来、単結晶ダイヤモンドは、超硬材の鏡面加工が可能な工具素材であるものの、非常に硬く加工が困難で、欠けやすいなどの課題があった。同社では、独自に開発したレーザー加工装置で、加工時の加工しろを数μmまで減少させることに成功。単結晶ダイヤモンド工具の製造時間を短縮し、工具単価の低下を可能にした。

 同社の特許技術である「電解砥粒研磨」と「鏡面研磨」を応用し、面取り加工を施し、ダイヤモンド工具先端の欠けを減少させた。これにより、「1枚刃」の無垢単結晶ダイヤモンドエンドミル工具の製造時間やコストが半減し、工具寿命は1.5倍に延長したという。世界初という「2枚刃」の工具も開発した。

 主に、液晶用導光板や小型非球面レンズ、フレネルレンズなどを扱う高度な精密加工技術を要するメーカー全般向けで、今後1年間はマーケティング期間とし、2016年以降に発売する予定だ。

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超硬20mm×10mmに加工

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