ナイジェリアにアフリカ初の生産拠点を“あらためて”設立:工場ニュース
ヤマハ発動機は、ナイジェリアにアフリカ1つ目の生産拠点を設立することを発表した。2015年夏の工場稼働と営業開始を計画する。
ヤマハ発動機は2014年12月13日、フランスのCFAOとナイジェリアに二輪車製造・販売の合弁会社を設立することを発表した。2015年夏の工場稼働と営業開始を計画する。
ヤマハ発動機では、1980年にナイジェリアに二輪車工場を建設し、ナイジェリア向けの二輪車製造・販売を行っていたが、市場環境が悪化し、2005年に生産活動から撤退。その後は日本やインドから二輪車を輸出し、現地特約店を経由して販売する形態となっていた。
今回、新たな合弁会社を設立することでナイジェリアへの再進出を図る。新会社は、名称をCFAO Yamaha Motor Nigeriaとする。豊田通商のグループ会社でフランスの商社であるCFAOとヤマハ発動機がそれぞれ50%を出資。資本金は100万米ドル(約1億2000万円)としている。
ナイジェリア最大の都市であるラゴスにあるCFAO所有の建屋を活用。建屋面積は2790m2で2015年夏ごろに稼働予定としている。2018年には従業員200人、生産台数7万台を目指すとしている。
ナイジェリアの人口は、約1億7000万人で、二輪車市場は2013年には130万台に達しているという。さらに現在需要の70%を占めるタクシー用途に加え、今後は個人需要の増加が見込まれ2020年には180万台規模まで拡大するとヤマハ発動機では予測している。
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