デジタル、遠隔監視用「Pro-face Remote HMI」の機能を拡張・強化:FAニュース
遠隔から製造現場の表示器画面を監視・操作できるソフトウェアで、複数台同時接続とアラーム通知機能を強化した。複数の担当者が異なる情報をいつ・どこででも表示器の画面で監視・操作でき、作業が効率化できる。
デジタルは2014年12月5日、遠隔監視ソフトウェア「Pro-face Remote HMI」Ver.1.41を同年11月28日に発売したと発表した。遠隔から製造現場の表示器画面を監視・操作できるもので、複数台同時接続とアラーム通知機能を強化した。
今回バージョンアップされたPro-face Remote HMIでは、iPhone/iPad/iPod touchやAndroid OS搭載のスマートフォン・タブレット上で、1台の表示器を同時に監視・確認可能で、最大100台の表示器を登録できる。これにより、製造現場のオペレータやメンテナンス担当などが、場所や時間を問わずに情報を表示器の画面で監視・操作できることで、作業が効率化できるとしている。
また、現場の表示器と同じ画面を表示する「同期モード」、異なる画面を表示する「非同期モード」も搭載した。表示器側とスマートフォンやタブレット端末側で数秒タッチ操作を占有する機能もあり、誤操作も防止できる。強化されたアラーム通知機能では、複数装置でエラーが発生した場合にも、迅速に画面確認ができる。
参考標準価格(税抜き)は1万円で、2014年12月25日まではキャンペーン価格の2000円で購入できる。App Store、Google Playなどのアプリケーション配信サイトで販売し、すでにPro-face Remote HMIを購入済みの場合は無償ダウンロードできる。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Android搭載タブレット端末で成功する鍵とは何か
金山二郎のAndroid Watchの第4回。発売当初、さまざまな課題により普及に結び付かなかったAndroid搭載タブレット端末だが、最近、急速に進化を遂げている。「IceCreamSandwich」の登場、高性能なCPUが安価に手に入るようになったことを背景に、スマートフォンやタブレット端末にとどまらず、多種多様な組み込み機器にまでその活躍の場が広がりそうだ。今回はこうした流れを踏まえ、Android搭載タブレット端末の今後あるべき姿に迫る。 - 生産現場、基幹システムもタブレット対応で快適に?
2011年6月22〜24日に開催された「第22回 設計・製造ソリューション展」の今回の注目展示を紹介。本稿では特に生産現場〜基幹システム向け製品にスポットを当てる。 - POSターミナル市場は今後も横ばいか微減、タブレット活用が脅威に
矢野経済研究所は、POSメーカー、POSソフトウェアメーカー、その他関連企業を対象に、国内のPOSターミナル市場についての調査を実施。その結果をレポートとしてまとめた。