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第3次ロボットブームは日本の課題を解決できるかET2014 講演リポート(3/4 ページ)

「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展」のカンファレンスに、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の坂本健一氏が登壇した。坂本氏は、現在第3次ロボットブームが到来しており、今後はサービス分野のロボット市場が急拡大すると説明。少子高齢化による労働人口の減少といった日本が抱える課題の解決に、ロボット活用が有効だと主張した。

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産業用以外の分野が急速に拡大する傾向に

 坂本氏はロボット産業の市場規模について「現時点での市場規模は約1.6兆円だが、2035年には約10兆円に拡大すると見ている」と語った。

 また、その市場の内訳について「介護や医療・福祉、移動に利用するサービスロボット、災害支援活動や防衛関連など利用するフィールドロボットの市場にボリュームゾーンが出現し、産業用ロボットに関しては技術の進化が進み、2035年には市場規模が現在の約2倍になると予測されている」と説明した(関連記事:国内「介護ロボット」市場は2015年度から本格化)。


経済産業省とNEDOが2010年に公開した「2035年までのロボット産業の将来市場予測」(クリックで拡大)出典:ロボット白書2014

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