ホンダが2015年のスポーツカー戦略に向け口火を切る、F1公式テストに参加:モータ―スポーツ
ホンダは、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されたF1の公式テストに参加した。同社は、2015年シーズンからMcLaren(マクラーレン)にパワーユニットを供給することが決まっており、23年ぶりにマクラーレン・ホンダとしてF1に参戦する。
ホンダは2014年11月25日(現地時間)、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されたフォーミュラ・ワン世界選手権レース(以下、F1)の公式テストに参加したと発表した。同社は、2015年シーズンからMcLaren(マクラーレン)にパワーユニットを供給することが決まっており、23年ぶりにマクラーレン・ホンダとしてF1に参戦する。
今回の公式テストは、ホンダのパワーユニットを搭載した開発用マシン「MP4-29H/1X1」を走行させて、現在開発を進めているパワーユニットのシステムチェックを行った。本田技術研究所 専務執行役員 F1プロジェクト総責任者 新井康久氏は、「ウィンターテストが始まるまでに行っておきたかった。開幕戦のオーストラリアまでにアップデートを図り、マクラーレンと一丸となって来シーズンに挑みたい」とコメントしている。
またMcLaren Racingのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエ氏によれば、最近のF1マシンに用いられている複雑なITシステムのインフラ環境を確認できたという。このITシステムは、ホンダの開発拠点である日本の栃木県さくら市と英国のミルトンキーンズ、マクラーレンの開発拠点である英国のウォーキング、そしてアブダビのサーキットをつないでいる。「電気系に課題は出たが、エンジンが始動し、走行できたことは良かった」(ブーリエ氏)としている。
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