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トヨタが駐車時の自動ブレーキを誤操作以外でも実現、超音波センサーを大幅改良:安全システム(2/3 ページ)
トヨタ自動車は、駐車を行う際に用いる運転支援システムの機能を強化し、2015年に発売する新型車に搭載すると発表した。従来はペダルの踏み間違いといった明らかな誤操作の際に行っていた自動ブレーキを超音波センサーを増設/改良するなどして、駐車のための低速移動の間はいつでも利用できるようにした。
第2世代になった「IPA」は名称も「IPA2」に
IPAは、車両前後の左右側方を検知する超音波センサーとバックモニター用カメラの映像を使って、縦列駐車や車庫入れの際のステアリング操作をアシストするシステムだ。
今回の機能強化では、ICSと連携した自動ブレーキによる「衝突回避/被害軽減支援機能」の他、複数回の前後移動が必要な狭い駐車環境において、自動でステアリング操作を行う「切り返し支援機能」、前後が狭い縦列駐車空間からの出庫を半自動で行う「縦列駐車時の出庫支援機能」が追加された。第2世代となったことで、名称も「IPA2」になった。
なお、超音波センサーの搭載数は、ICSで8個、IPA2で4個、合計12個となる。
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