ニュース
「モノ」を簡単にIoTデバイスにする複合モジュール、NECが参考出展:ET2014
NECは「Embedded Technology 2014」にて、複数センサーを搭載したIoTデバイス向け複合モジュール「センサノードプラットフォーム」を参考出展した。Bluetooth LEモジュールも搭載しており、組み込むだけでモノをIoTデバイスにできる。
NECは2014年11月19〜21日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)」にて、複数センサーを搭載したIoTデバイス向け複合モジュール「センサノードプラットフォーム」を参考出展した。
展示されているこのセンサノードプラットフォームは、ジャイロ/加速度/コンパス/心拍計と4つのセンサーと、Bluetooth Low Energyのユニットを一体化したもので、サイズは単三形乾電池ほど。電源としてはコイン電池の搭載を想定している。
ブースではジャイロ/加速度/コンパス/心拍計の各センサーから得られたデータをスマートフォンへ転送するデモが行われており、「スマートウオッチなどへの搭載が考えられる」(説明員)としていた。
あくまでも参考展示であり、搭載するセンサーについてはデモ機の4種類(ジャイロ/加速度/コンパス/心拍計)に決定したわけではない。ただし、同社ではIoT(Internet of Things)を加速させるためには、これまでIT化が進んでいなかった“モノ”のIT化が重要とも考えており、それが搭載するだけでそのモノをセンサーノードとする「センサノードプラットフォーム」の参考出品につながったと言えそうだ。
関連キーワード
Internet of Things | Bluetooth | 低エネルギーBluetooth | 組み込み | Embedded Technology | NEC(日本電気) | スマートウォッチ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ET2014:アクセルは「ニューゾーン」ブランドで簡易無線ソリューションを展示
アクセルは「Embedded Technology 2014」に出展、同社が引き継ぐことになったニューゾーンの簡易無線技術や同社組み込み機器用グラフィックLSIなどの展示を行った。 - ET2014:「つめたーい」も「あたたかーい」もOK、インタフェースの産業用PC
インタフェースは「Embedded Technology 2014」に出展、同社産業用PCのデモとしてブース正面に冷凍庫と飲み物用の保温ケースを設置。PCを暖めたり冷やしたりしている。 - ET2014:メンターは組み込みにEDAのチカラをプラス、RTOS「Nucleus」へ安全認証パッケージ提供も
メンター・グラフィックス・ジャパンは「Embedded Technology 2014」に出展、オートモーティブ関連という従来からの注力分野に加え、IoT(Internet of Things)という大きなトレンドもプラスしての展示を行っている。 - 組み込み開発ニュース:NECプラットフォームズ、アプリ組み込みや各種センサー対応のIoTゲートウェイ
NECプラットフォームズはさまざまなアプリケーションとセンサーの接続が可能なIoT(Internet of Things)ゲートウェイプラットフォームを販売開始した。