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燃料電池車で作ったコーヒーの味は……苦い?モノづくり総合版メルマガ 編集後記

燃料電池から出てきた水を使ったわけではありません。念のため。

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 この記事は、2014年11月20日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


燃料電池車で作ったコーヒーの味は……苦い?

 今週は11月17日にホンダが、11月18日にトヨタ自動車が、それぞれ燃料電池車の発表を行いました。

 ホンダが発表したのは、セダンタイプの燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」や、燃料電池車の電力を外部に出力する給電器、再生可能エネルギーを使って水から水素を電気分解で生成する「スマート水素ステーション」などの関連技術です。同社が燃料電池車を量産発売するのは2015年度内と少し先になりますが、5人乗りであることや外部給電器の同時投入など、より燃料電池車を受け入れやすいものにしてからの展開になりそうです。

 一方トヨタ自動車は、セダンタイプの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を正式に発表しました。価格や販売店、販売地域、カラーバリエーションなど、一般的な新型車と同じ内容の発表もあり、ついに燃料電池車が量産販売されるという実感が得られました。当初2014年度内としていた販売時期を、2014年12月に前倒すなど、トヨタ自動車の燃料電池車の普及に向けた本気も伝わってきました。

ホンダの「Honda FCV CONCEPT」(左)とトヨタ自動車の「ミライ」(クリックで拡大)

 さて、トヨタとホンダの燃料電池車にはさまざまな共通点があります。例えば、燃料電池セルスタックの出力密度が図ったかのように同じ3.1kW/l(リットル)だったとかいろいろあるのですが、ここでは外部給電機能について取り上げましょう。

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