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ホンダのセダンタイプ燃料電池車は5人乗りを実現、発売は2015年度内:燃料電池車(1/3 ページ)
ホンダは、セダンタイプの新型燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」を披露した。2015年度中(2016年3月末まで)の国内発売を予定している。燃料電池パワートレインを小型化してエンジンルーム内に収めることにより、セダンタイプの燃料電池車で5人乗りを実現した。
ホンダは2014年11月17日、東京都内で会見を開き、セダンタイプの新型燃料電池車のコンセプトカー「Honda FCV CONCEPT」を披露した。併せて公開した、燃料電池車や電気自動車から最大出力9kWの電力を出力できる外部給電器のコンセプトモデル「Honda Power Exporter CONCEPT」とともに、2015年度中(2016年3月末まで)の国内発売を予定している。その後、米国や欧州にも展開する方針。販売価格は公表しなかったが、「競争力のあるものにする」(ホンダ社長の伊東孝紳氏)としている。
ホンダの伊東孝紳氏と「Honda FCV CONCEPT」(右)、「スマート水素ステーション」のモックアップ(左)。Honda FCV CONCEPTと接続されているのが、外部給電器のコンセプトモデル「Honda Power Exporter CONCEPT」(クリックで拡大)
会見に登壇した伊東氏は、「当社の独自技術である高圧水電解システムを採用したパッケージ型『スマート水素ステーション』で水素を『つくる』、燃料電池車で水素を『つかう』、燃料電池車で発電した電力を外部給電器で供給して『つながる』。きたるべき水素社会に向けて、これら3つのコンセプトで、CO2排出ゼロ社会の早期実現を目指す」と語る。
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