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日本の防衛を支える最新テクノロジー:「クラウド・シューティング」って知ってる?(3/4 ページ)
IoT市場拡大の基礎となっているさまざまなセンサー技術の進歩や、それに伴って登場したウェアラブル端末などが新たな市場を切り開きつつある。こうした新しい技術やデバイスは、日本の防衛装備にも活用されており、防衛省の平成27年度概算要求にも反映されている。クラウドを活用する次世代戦闘機を筆頭に、ドローン、陸上無人機、パワードスーツなどの導入/開発を計画しているのだ。
陸上無人機の開発も推進
防衛省は、人に対して危険が及ぶ状況下において、物資の輸送や偵察を支援する自律走行が可能な陸上無人機(UGV)やアームを使って遠隔作業を行える小型UGVなどの開発も進めている。
防衛省が開発した陸上無人機の1つは、小型車両にステレオカメラとレーザー高度計(LIDAR)を搭載している。これらのセンサー機器を活用して障害物を自律回避する技術と遠隔操作技術を組み合わせることで、高度な無人走行を可能にしている。防衛省の2013年12月の発表時点では、最高時速40km/hでの自律走行が可能だという。
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