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インペリアル・タバコが製品ライフスタイル管理としてArasのシステムを採用:製造IT導入事例
エンタープライズPLMバックボーンとしてArasを実装し、製品ライフサイクルの効率化・不要システムの排除・ワールドワイドなコラボレーション・プロセス改善・コンプライアンスの推進を図る。
Arasは2014年9月23日、国際的な大手タバコ会社のインペリアル・タバコ・グループが、エンド・ツー・エンドのグローバルな製品ライフサイクル管理に、同社のPLMスイートを採用したと発表した。
ArasのPLMは、拡張性・柔軟性の高いセキュアなプラットフォーム技術により、これまでGEやGETRAG、日立、ホンダ、ゼロックスなど、多くの企業に採用された実績を持つ。今回の採用は、市場の変化が早い消費財業界には必須のPLMプラットフォームとしての拡張性と、パラメータによる柔軟な設定変更、全体の俊敏性などが評価された。
インペリアルでは今後、エンタープライズPLMバックボーンとしてArasを実装し、製品ライフサイクルの効率化・不要システムの排除・ワールドワイドなコラボレーション・プロセス改善・コンプライアンスの推進を図るという。
また、Arasを利用することで、地理的に分散した製造・マーケティングから製品開発センター、外部パートナー・サプライヤーまで、従来の古いシステムを単一のエンタープライズバックボーンに置き換える予定。さらに、Aras Innovatorを活用し、BOMおよびフォーミュラ管理、プロジェクト・プログラム管理、パッケージ・材料管理、ブランドマネジメントなどを行っていく。
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