ニュース
2020年のタクシーは自転車! 防水段ボール構造+電動アシストで2人運べる:どうぞ「notte」ください
デザインハウスのznug design(ツナグデザイン)と新潟県の部品製造企業・シマト工業は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの利用を視野に入れた自転車タクシー「notte(ノッテ)」を共同開発。「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」で公開する。
デザインハウスのznug design(ツナグデザイン)と新潟県の部品製造企業・シマト工業は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの利用を視野に入れた自転車タクシー「notte(ノッテ)」を共同開発した。2014年10月25日〜11月3日まで、明治神宮外苑で開催される「TOKYO DESIGNERS WEEK 2014」で公開する。
notteは、「人にも街にもやさしい移動を実現する」というコンセプトで開発された、電動アシスト装置を搭載する自転車タクシーである。ドライバー以外に2人までの乗客を乗せられる。ボディ素材には、軽量自転車の主流である繊維強化樹脂(FRP)ではなく防水段ボールを採用。ガラス繊維や炭素繊維などを混ぜ込むためリサイクル性が低いFRPではなく、十分な耐久性を持ちながらもリサイクル可能な防水段ボールを用いることにした。また、防水段ボールの素材感を生かして、街を楽しくするデザインに仕上げたという。
Notteの開発プロジェクトには、先述の2社の他、シクロポリタンジャパン、パシフィックコンサルタンツ、王子パッケージイノベーションセンターも参画している。
関連記事
- それは車輪の再発明――希望の輝きを放つ自転車、「FUKUSHIMA Wheel」が描く未来
福島県会津若松市に拠点を置くベンチャー企業、Eyes, JAPANは、自転車をビジネスモデルの中心に据えた一風変わったシステム「FUKUSHIMA Wheel」を開発し、世界進出を図ろうとしている。自転車をひとたび走らせれば、放射線量をはじめとするさまざまな環境データを収集し、LEDを搭載した後輪部分にはさまざまな広告やメッセージが表示される。本稿では、FUKUSHIMA Wheelの開発に込められた思いと、ビジネスの可能性について紹介する。 - アウディの電動アシスト自転車が爆走、最高時速80kmで5つの走行モードを選択可能
アウディが開発した電動アシスト自転車のコンセプトモデル「Audi e-bike Worthersee」は、最大出力2.3kWのモーターを搭載しており、最高時速80kmで走行することができる。実機を使ったスタント走行の映像も公開された。 - 溶接レスで自動生産する“俺自転車”
俺仕様にカスタムできる自転車の商品化の裏側に迫る。従来の自転車にはなかった構造故に、苦労した分、メリットも
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.