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新型「Sクラス クーペ」が18年ぶりに復活、デザイン哲学も新たにコンセプトは「モダン・ラグジュアリー&インテリジェンス」(2/2 ページ)

メルセデス・ベンツ日本は、新型「Sクラス クーペ」と「CLSクラス クーペ/シューティングブレイク」を発表。クーペにSクラスの名称がつけられるのは18年ぶりで、これまでの「CLクラス」に代わり、同社の新たなフラッグシップモデルとなる。

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車載カメラを活用したアシスト機能を搭載

 新型CLSクラスは、クーペタイプとシューティングブレークの2車種が発表された。新型Sクラス クーペと同様に、マルチパーパスカメラと6つのレーダーが搭載されており、これらのセンサー類を利用した部分自動運転機能を実現する。また、「CLS 550 クーペ」には、新開発の9速オートマチックトランスミッション「9G-TRONIC」を搭載した。



会場に展示された「CLS 550」(クリックで拡大)

 特徴的なのは、全車標準搭載の「マルチビームLEDヘッドライト」だ。マルチパーパスカメラを利用して前方の交通状況を1秒間に約100回撮影し、片側24個の独立したLEDを個別制御して、対向車や前方車両を幻惑しない程度にヘッドライトの照射範囲を最大化する。また、コーナーへの進入/脱出時に最大12度旋回するロービームが進行方向を照射することで、ドライバーの視認範囲を広げる機能も搭載した。

「CLS 550」のヘッドライト(左)とフロントシートの様子(中央)。COMANDシステム用に8インチのディスプレイが搭載された(右)(クリックで拡大)

 また、カーナビゲーションシステム「COMANDシステム」も刷新された。CLSクラス全てに8インチのディスプレイを標準搭載し、従来はBluetoothを介してしか接続できなかったテザリング機能でWi-Fiを利用できるようになった。さらに、内蔵地図とGoogleマップの表示切り替えや、ナビゲーション中に分岐点情報や高速道路のサービスエリア/パーキングエリアの施設情報を確認できる機能なども追加されている。

 新型CLSクラスのクーペタイプは、排気量4.7lのV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載する「CLS 550」、排気量5.5lの同エンジンを搭載する「CLS 63 AMG S」、「CLS 63 AMG S 4MATIC」の3モデルを展開する。税込み価格は順に、1224万円、1831万7000円、1847万1000円。

 シューティングブレイクは、排気量4.7lのV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載する「CLS 550 4MATIC Shooting Brake」と、排気量5.5lの同エンジンを搭載する「CLS 63 AMG S 4MATIC Shooting Brake」の2モデルの展開で、価格はそれぞれ1275万4000円、1880万8000円となっている。

 上野氏は会見で「メルセデス・ベンツ日本の2014年9月単月の販売台数は、過去最高となる8010台を記録した。現在、累計販売台数も4万4000台を突破するなど、2014年度の目標であった販売台数の対前年比2桁増に向けて好調に推移している。今回発表した新型のSクラス クーペとCLSクラスの投入で、年末までこの好調を維持していきたい」としている。


会場に展示された「CLS 63 AMG S 4MATIC Shooting Brake」(クリックで拡大)
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