ホンダが車載情報機器にAndroidを採用、プロセッサは「Tegra」:車載情報機器
NVIDIAは、ホンダが欧州市場で2015年に発売する「シビック」と「シビックツアラー」、「CR-V」に搭載される車載情報機器「Honda Connect」のプロセッサに「Tegra」が採用されたと発表した。さらに、Honda ConnectのプラットフォームにAndroidが採用されたという。
NVIDIAは2014年10月2日(欧州時間)、ホンダが欧州市場で2015年に発売する「シビック」と「シビックツアラー」、「CR-V」に搭載される車載情報機器「Honda Connect」のプロセッサに「Tegra」が採用されたと発表した。これにより、NVIDIA製品を採用する自動車メーカーの社数は17社になったという。
Honda Connectの開発に際して、NVIDIAとホンダは、プラットフォームにAndroidのバージョン4.0.4(コードネーム「Ice Cream Sandwich」の最終バージョン)を採用した。NVIDIAは、「ゲーム機やタブレット端末、テレビといった製品でAndroidを活用してきた当社の豊富なノウハウが自動車分野にも応用された」としている。
Honda Connectは7インチの静電容量式タッチパネルを採用しており、カーナビゲーションやAM/FM/DAB(欧州のデジタルラジオ)の受信、バックモニターなどを利用できる。さらに、Honda Connect専用の「Honda App Center」から、インターネットラジオを楽しめる「Aha Radio」など、Honda Connectで利用可能なアプリをダウンロードすることも可能だ。
NVIDIAの自動車事業担当副社長兼ジェネラルマネジャーを務めるRob Csongor(ロブ・チョンガー)氏は、「今回のホンダ車に搭載されるNVIDIAのTegraソリューションはAndroidを採用し、オープンで柔軟な車載情報機器プラットフォームを提供する。これはスマートフォンのアプリと自動車業界のニーズを橋渡しするものであり、さらには運転を安全にする形でそれを実現するものなのだ」と述べている。
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