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タムロン、2メガピクセル対応のFA/マシンビジョン用単焦点レンズを開発:FAニュース
超高性能FA/マシンビジョン用単焦点レンズシリーズに、焦点距離6mmの「Model M118FM06」と12mmの「Model M118FM12」を追加。至近距離撮影での画質性能を改善したほか、操作性・耐振動性も向上した。
タムロンは2014年8月7日、1/1.8型2メガピクセル対応の超高性能FA/マシンビジョン用単焦点レンズを開発したと発表した。
同社では、これまで1/1.8型メガピクセル対応の超高性能FA/マシンビジョン用単焦点レンズシリーズとして、「Model M118FM08」「M118FM16」「M118FM25」「M118FM50」の4機種を販売している。今回、システムの多様化や多面的な用途に対応するため、ラインアップを拡充。焦点距離6mmの「Model M118FM06」と12mmの「Model M118FM12」を追加した。
新たに開発された2モデルは、1/1.8型と1/2型FA/マシンビジョン用2メガピクセルカメラに対応。最短撮影距離は0.1mで、従来製品と同じであるものの、使用頻度の高い至近距離撮影での画質性能を改善した。また、最新の光学設計技術により、画面中心から周辺まで均一に高解像・高コントラストな画像の作成ができる。
さらに、操作性の向上のため、フォーカス・アイリスロックビスの位置は3カ所から操作できる。機構構造のコア部分であるレンズ枠とレンズ固定方法を強化し、耐振動性も向上した。ヨーロッパの環境基準であるRoHS規制にも対応している。
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