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三菱日立パワーシステムズ、ボイラーや環境装置のバブコック日立を吸収合併FAニュース

合併により、グループ会社間の連携を進める狙い。顧客層が共通し、機種の面では補完関係にあるBHKの統合により、多様な産業用顧客のニーズ対応をより充実させる。

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 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は2014年10月1日付で、バブコック日立(BHK)を吸収合併する。事業運営のスピード化を図り、効率化やコスト競争力強化を進めるのが狙いで、統合会社はMHPSの100%出資子会社となる。

 MHPSは、三菱重工業(三菱重工)と日立製作所(日立)が2014年2月に設立した火力発電システム事業会社。発足以来、両社から継承した技術力・営業力の融合を図りつつ、グローバルネットワークを構成するグループ会社間の連携を強化してきた。

 BHKは、ボイラーや環境装置などの火力発電システムの中核的製品を手掛け、国内に開発・エンジニアリング・製造の機能を持つ。元は日立の100%出資子会社だったが、三菱重工・日立の事業統合により、MHPSグループとなっている。

 今回の合併は、グループ会社間の連携をさらに進めることが、三菱重工・日立の融合には不可欠との判断によるもの。顧客層が共通し、機種の面では補完関係にあるBHKを統合することで、多様な産業用顧客のニーズ対応をより充実させる。また、設計・調達・建設・アフターサービスの機能をカバーしつつ、迅速な意思決定で小回りのきく組織を持つ両社共通の強みを引き継ぎ、顧客対応力やコスト競争力を一層強化する。

 なお、今回の合併に合わせ、同日付でMHPS子会社の三菱日立パワーシステムズ(MHPSエンジ)と、BHK子会社のバブ日立工業(BHIC)も合併する。

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