見える、見えるぞ! 私にも基本形状が――モデリング潜在能力が引き出された話:3Dモデリングの極意とは?
「自分のアイデアを3Dプリンタで出力してみたい……。でも、3Dモデリングって難しそうだなぁ」。そう思っている“超・初心者”の方へ。
今回は、中野ブロードウェイの地下1階にある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」で行われた「第4回 “123D DESIGN” 無料3D CAD モデリング講習」で学んだことを簡単に紹介したいと思います(講習会が行われたのは8月。だいぶ時間がたってしまいましたが……)。
最初に断っておきますが、初心者向けの内容なので、普段3D CADをバリバリ使いこなしている方には少し物足りないかもしれません。しかし、ワタシのような“超・初心者”にはためになる話ばかりでした。事実、この講習を受けた後、ワタシの作品は飛躍的にレベルが上がりました(自分で言うな)。
中野ブロードウェイの地下1階にある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」で行われた「第4回 “123D DESIGN” 無料3D CAD モデリング講習」の様子。白いポロシャツを着ているのがストーンスープ 代表取締役 CEOの浦元淳也さん
講師をしてくださったのは、ストーンスープの代表取締役 CEOの浦元淳也さんです。3次元CADエンジニアとしての経験が長く、バリバリのCAD(CATIA)使い。そんな偉くて、スゴい方が自ら教えてくれるなんて素晴らし過ぎる! しかも無料! ちなみにストーンスープという会社は、東京メイカーさんと共同で「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」を運営されています。
最初は、CADとは? どんなツールがある? などの基礎知識を教えてくれました。このあたりは一応、モノづくりメディア「MONOist」の編集部員のはしくれでもあるので、「うんうん(知ってる知ってる)」といった感じ。その後、今回の題材である「Autodesk 123D Design」の紹介。いわく、「123D Designは、無償の割に基本的な機能を備えているので比較的とっつきやすい」(浦元さん)とのことです。「たまにフリーズするから小まめに保存を」「日本語環境での動作は保証外なのでファイル名は英語表記で」などの豆知識も併せて教えてくれました。ふむふむ。余談ですが、ワタシが使っているMac版は比較的安定している印象ですね。
とまぁ、ここまでは普通のCAD勉強会という感じでしょうか。本題はここからです。
次に教えてくれたのは、「123D Designの使い方」……ではなく、どうやって3Dモデリングしていくのかという考え方、方法論を指導してくれました。
3Dモデリングは、基本的に2次元のスケッチを押し出して立体化させること、立体同士の足し算、引き算、掛け算でカタチを実現すること、そして……(>>“3Dモデリングの極意”の続きはこちら)。
※本稿は、「3DモデラボBLOG」の掲載内容をMONOist向けに一部編集して掲載しております。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3Dプリンタの発展に欠かせない、“モデリングできる人”をどう育てる?
筆者が子どものころは、段ボールや画用紙で工作するのが主流でしたが、今どきの夏休みの自由研究はどんなテーマが選ばれているのでしょうか。もしかすると、「3Dプリンタ」を活用した研究成果を提出している子どもたちもいるのかもしれませんね。 - この物語はモデリング初心者の奮闘の記録である
3Dモデラボコンテスト向けに開催された「PTC Creo勉強会」に参加したモデリング超初心者の筆者。せっかくだから学んだことを実践したい! ということで、最新の「PTC Creo 3.0」試供版を利用してモデリングに挑戦し、実際に3Dプリントサービスで出力してみた。その結果……!! - 航空機設計を経てフリーランスへ――今、挑戦する意義
3Dモデリングを1カ月間無料でやります――。こんな大盤振る舞いな看板を掲げたサイト「Make1010」が立ち上がったのは2014年8月上旬のこと。鎌倉でフリーランスとして活動する仙頭邦章氏が仕掛け人だ。