コグネックス、3次元センサー「DS1000」シリーズのラインアップを拡充:FAニュース
測定範囲と解像度が異なる「DS1050」「DS1101」「DS1300」の3モデルを新たに追加。多種多様な3次元アプリケーションに対応し、ソフトウェア開発環境としてCognex designerをプリインストールする。
コグネックスは2014年9月2日、3次元レーザー変位センサー「DS1000」のラインアップを拡充し、新たに工業用ビジョンコントローラと3次元画像処理ツールを追加したと発表した。
DS1000シリーズは、レーザー三角測量でスキャンした部品から3次元情報を抽出し、3次元での検査・測定ができる3Dレーザープロファイラ。変位センサーを利用することで、コントラストや照明の状態に影響されない精密な部品検査ができる。
さらに、コグネックスの2次元画像処理ツールに加え、3次元高さ・平面計測・平面間角度・体積・断面などの3次元ツールも搭載。これらの高性能画像処理ツールと組み合わせて使うことで、さまざまな3次元検査に対応できる。また、サブミクロン測定・エンボス文字のOCR・有無検査にも利用できる。
今回、新たに追加されたのは、測定範囲と解像度が異なる「DS1050」「DS1101」「DS1300」の3モデル。いずれも多種多様な3次元アプリケーションに対応し、VC5ビジョンコントローラとセットで使用する。また、ソフトウェア開発環境としてCognex designerがプリインストールされ、3次元アプリケーションの開発と操作しやすいGUI作成ができる。
同シリーズは校正済のため、現場での校正作業や単位変換処理は必要ない。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
関連記事
- 画像処理とは?
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第1回のテーマは「画像処理とは?」です。画像処理を製造現場で用いることのメリットを学びましょう。 - コグネックス、悪条件でも読み取れる工業用ハンドヘルド型バーコードリーダ発表
多くの製造現場のバーコード読み取りアプリケーション向けに開発。損傷、低コントラストなど、さまざまな条件下でバーコードの高速読み取りが可能な点が特徴だ。 - コグネックス、部品検査用カラービジョンセンサーの最新製品を発売
検査する色を選択するだけで、指定した色を判別し、部品検査が可能。輪郭だけでなく、製品の特徴を判断して検出できる。部品や特徴を毎分800個まで検出する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.