パイオニアがスマホカーナビと連携可能なディスプレイオーディオを発売:車載情報機器
パイオニアは、NTTドコモのスマートフォン向けカーナビゲーションアプリ「ドコモ ドライブネットナビ」と連携できるタッチパネル搭載2Dメインユニット3機種を発表した。
パイオニアは2014年9月11日、NTTドコモのスマートフォン向けカーナビゲーションアプリ「ドコモ ドライブネットナビ」と連携できるタッチパネル搭載2Dメインユニット3機種を発表した。画面サイズが7インチの「FH-9100DVD」、同6.2インチの「FH-7100DVD」、FH-7100DVDからBluetooth機能を省いた「FH-6100DVD」。税込みの市場想定価格は、FH-9100DVDが5万円、FH-7100DVDが4万円、FH-6100DVDが3万5000円。発売日は同年9月下旬で、初年度販売目標台数は3機種合計で8万台となっている。
今回発表した3機種は、タッチパネルを搭載するディスプレイオーディオである。CDやDVD、Appleの「iPod」や「iPhone」、Androidスマートフォン、USBメモリなどに格納した音楽や映像データを再生する機能を有している。Bluetooth通信機能を持つFH-9100DVDとFH-7100DVDは、スマートフォンとペアリングすればハンズフリー通話や音楽データのワイヤレス再生が可能になる。iPhoneの場合、音声エージェント「Siri」を車両内で利用する「Eyes Free」に対応しているので、音声認識での操作も行える。
同社はこれまでにもディスプレイオーディオを発売しているが、今回発表した3機種で採用した新機能となるのがドコモ ドライブネットナビとの連携機能である。スマートフォンと本体をUSBケーブルで接続することで、ドコモ ドライブネットナビの画面をディスプレイオーディオで表示/操作できる。まずはAndroid版のアプリについて2015年1月以降に対応する予定。iPhone版については「対応を検討している段階」(パイオニア)である。
パイオニアは、同社の市販カーエレクトロニクス製品を、iPhoneの車載情報機器と連携して利用できる機能「CarPlay」に対応させる方針を示している(関連記事:パイオニアの市販カーナビが「CarPlay」に対応、2014年内に日本でも)。しかし今回発表の3機種については、「CarPlayに対応する予定はない」(同社)としている。
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