ニュース
パイオニアの市販カーナビが「CarPlay」に対応、2014年内に日本でも:車載情報機器
パイオニアは、カーナビゲーションシステム(カーナビ)をはじめとする同社の市販カーエレクトロニクス製品が、Appleの「iPhone」を車載情報機器と連携して利用できる機能「CarPlay」に対応すると発表した。
パイオニアは2014年4月16日、カーナビゲーションシステム(カーナビ)をはじめとする同社の市販カーエレクトロニクス製品が、Appleの「iPhone」を車載情報機器と連携して利用できる機能「CarPlay」に対応すると発表した。
まず2014年初夏に、北米/西欧市場で販売した製品についてソフトウェアアップデートによって対応を始める。その後2014年内には、日本市場を含めてCarPlayが導入されている他の地域でも対応を進めて行く予定だという。
パイオニアの「CarPlay」対応を告知するWebサイトによれば、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスについては、既に対応機種が発表されている。日本やオーストラリアなど、北米と西欧以外の市場については対応機種は未定である。
パイオニアのカー市販事業部長を務める佐藤裕氏は、「当社が長年培ってきた、車載機器とスマートフォンの連携技術やノウハウにより、CarPlay対応を世界に先駆けて実現することができた。既に発売している当社の最新の市販カーエレクトロニクス製品を対応させることで、iPhoneユーザーの顧客に、いち早くCarPlay体験を届けられると考えている」とコメントしている。
関連記事
- ジュネーブを席巻した「CarPlay」は自動車業界に何をもたらすのか
アップルの「CarPlay」が初披露された「ジュネーブモーターショー2014」は、自動車業界のみならず、世界中のIT関係者の注目をも集めるイベントとなった。本記事では、同ショーで、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、ボルボが展示したCarPlay対応車載器を紹介するとともに、CarPlayが今後の自動車業界に何をもたらすのか考えてみたい。 - 「iOS in the Car」の正式名は「CarPlay」、トヨタや日産、ホンダなど16社が採用
Appleは車両に搭載したインダッシュタイプのディスプレイモジュールとスマートフォン「iPhone」を連携させる新機能「CarPlay」を発表した。2013年6月に「iOS in the Car」として発表した機能の正式名称だ。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなど国内外16社の大手自動車メーカーが対応する方針である。 - 「CarPlay」対応予定のメルセデス・ベンツ、「もちろんAndroidにも対応する」
Appleによる、車載情報機器「iPhone」を連携させる新機能「CarPlay」の正式発表を受けて、「第84回ジュネーブ国際モーターショー」でデモを披露するフェラーリ、メルセデス・ベンツ、ボルボがその概要を発表。ただしメルセデス・ベンツは、CarPlay一辺倒ではなく、「Androidにも対応する」という方針も強調している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.