日本ユニシス・エクセリューションズ、3次元統合CAD/CAMシステムの新バージョンを提供開始:CADニュース
使いやすさをさらに追及し、3次元形状を作成する機能や製図、測定機能を刷新した。設計作業効率向上のためのランチャー機能や、不具合を予測する機能なども導入。視認性や操作性が向上し、加工効率も改善した。
日本ユニシス・エクセリューションズは2014年8月13日、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister(キャドマイスター)」の新バージョンV9.0を、同年8月下旬から提供開始すると発表した。
CADmeisterは、国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステムで、金型メーカーを中心に累計3万シート以上の採用実績を持つ。
今回、新たにリリースされたV9.0では、使いやすさをさらに追求し、3次元形状を作成する機能や製図・測定機能を刷新。これにより、初心者でも直感的な操作で作業できるようになった。また、設計作業効率向上のため、利用頻度の高いコマンドをポート上に常駐させるランチャー機能を導入した他、隠線・稜線の表示方法の変更により視認性を改善した。
さらに、加工用データを作成するCAMシステムにより、加工効率と操作性を改善する機能を追加。他に、樹脂金型設計を支援するため、金型内を流れる樹脂の温度や圧力を解析し成形時の不具合を事前に予測する機能や、プレス金型設計を支援するため、STL図形を参照し材料特性を考慮した見込み変形モデリングをする機能をリリースしている。
同社では、既にCADmeisterを導入しているユーザーを含め、今後1年間で約5000ライセンスを出荷し、約40億円の売り上げを見込んでいるという。また、今後も継続して「習得の速さ」「ストレスの軽減」「手戻りの削減」を目指した機能改善・強化をしていくとしている。
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