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ローランドDGタイ工場がB-EN-Gの会計・原価管理システムを導入:製造IT導入事例
業務プロセスの標準化とオペレーションの早期立ち上げのため、パッケージ製品をベースとしたシステム開発の手法を採用。A.S.I.A.GP会計システムを約3カ月で短期導入した。
東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)は2014年8月21日、ローランド ディー.ジー.(以下、ローランドDG)のタイ現地法人Roland Digital Group(以下、ローランドDGタイ)が、新工場開設に伴い、「A.S.I.A. GP会計版」と「MCFrame原価管理」を導入し、稼働開始したと発表した。導入支援は、同社のタイ現地法人Toyo Business Engineering Thailandが担当している。
ローランドDGは、業務用インクジェットプリンタや3次元切削加工機を製造・販売する世界的メーカー。2012年には、海外初の工場をタイ・サムットサコン県に完成させ、同社の主力製品や新興国向け製品の生産拠点となっている。
新工場開設に当たり、ローランドDGタイでは、業務プロセスの標準化とオペレーションの早期立ち上げのため、パッケージ製品をベースとしたシステム開発の手法を採用。そのソリューションとして、東洋ビジネスエンジニアリングのA.S.I.A.GP会計システムを選択し、約3カ月で短期導入した。
また、生産機種の増加に伴い、Excelによる管理からMCFrame原価管理に切り替え、2013年11月から運用を開始している。現在、生産計画から出荷までの全プロセスにおける業務効率化のため、「MCFrame生産管理」の導入作業が進行中で、2014年11月をめどに本番稼働に入る予定だ。
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