AMD、ヘテロジニアス環境対応のオープンソースC++コンパイラ「C++ AMP v1.2」:組み込み開発ニュース
AMDは米Microsoftと協業で、C++ AMP v1.2を実装したLinuxおよびWindowsで動作するオープンソースC++コンパイラ「C++ AMP v1.2」を発表した。
AMDは2014年8月28日、米Microsoftと協業で、LinuxおよびWindowsでオープン規格のC++ AMP v1.2を実装するオープンソースC++コンパイラ「C++ AMP v1.2」を発表した(MSDN Blogs:C++ AMP Open Spec V1.2 Published)。
このコンパイラはヘテロジニアスプラットフォームにおける、CPU/GPU間のデータ共有を簡素化する共有物理メモリをサポートしており、米AMDのマンジュ・ヘッジ氏は「CPUとGPUにまたがる共有物理メモリを通じてLinuxとWindowsの双方で生産性の向上とアプリケーションの高速化を実現します」とその効果についてコメントしている。
サポートするアウトプットはKhronos GroupのOpen CL準拠プラットフォーム(AMD製CPU/APU/GPU、Intel製CPU/APU、NVIDIA製GPU、Apple Mac OS Xおよび将来的な準拠プラットフォーム)とSPIR準拠プラットフォーム(AMD製CPU/APU/GPU、Intel製CPU/APUおよび将来的な準拠プラットフォーム)、HSA FoundationのHSAIL(AMD製APUおよび将来的なヘテロジニアス・システム・アーキテクチャ準拠のプラットフォーム)となっており、さまざまなハードウェアとソフトウェアにおいて、アプリケーションを高速化することが可能だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 組み込み開発ニュース:AMD、組み込み向けSoC「Embedded Gシリーズ」の低消費電力モデル「GX-210JA」を発表
AMDは、組み込みシステム向けSoCである「AMD Embedded Gシリーズ」の低消費電力モデル「GX-210JA」を発表した。低消費電力に特化した新たなAPU製品としてラインアップされたもので、組み込みシステム設計におけるx86プロセッサの消費電力要件のさらなる低減を狙うものであるという。