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ワコーテック、従来機種の60%強まで薄型化した超低背型3軸力覚センサーを発売:FAニュース
補正処理などを行うマイコンを外付けにすることで薄型化。外形サイズは直径63mm×厚さ12mmとなっている。研究機関や産業用ロボット、医療・福祉関連などの次世代ロボット向けで、発売は8月初旬。
ワコーテックは2014年8月初旬に、超低背型3軸力覚センサー「WEF-3T200-1.5-RG5」を発売した。3方向の力・トルク(Fz、Mx、My)を検出するもの。
WEF-3T200-1.5-RG5は、補正処理などを行うセンサー内部のマイコンを外付けにし、同社従来機種と比べ60%強まで薄型化。ロボットの小型化や知能化などに伴い、市場から求められていた薄型のニーズに対応した。外形サイズは直径63mm×厚さ12mmで、重量は100gとなっている。
検出原理は、従来機種で実績のある静電容量方式で、信頼性・耐久性に優れる。また、センサーの出力形態は、RS422通信に対応。使用温度範囲は0〜50℃、消費電流は200mA以下となっている。
主に、研究機関や産業用ロボット、医療・福祉関連などの次世代ロボット向けで、産業用ロボットによる力制御や荷重チェック・嵌合・組み立て・研磨・バリ取りなどの計測、アシスト装置の入力デバイスとして利用できる。販売予定価格は15万円(税別)で、2015年には年間1000台の販売を目指すという。
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