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山洋電気、モータの幅寸法12mmの小型シリンダリニアサーボモータを開発:FAニュース
リニアサーボシステム「SANMOTION」のラインアップを拡充したもの。小型だが、定格推力は5.1Nで、チップマウンタの部品装着ヘッドや半導体製造装置などに適している。また、高加減速のハイヒットレート運転により装置を高速化することができる。
山洋電気は2014年7月22日、小型シリンダリニアサーボモータを開発したと発表した。同社のリニアサーボシステム「SANMOTION」のラインアップを拡充したもので、9月1日に販売を開始する。
今回開発された小型シリンダリニアサーボモータは、小型で推力が大きいことが特長。モータの幅寸法は12mm、定格推力は5.1N(最大推力16.5N)で、チップマウンタの部品装着ヘッドや半導体製造装置などに適している。また、リニアエンコーダ(光学式インクリメンタル)・リニアガイドを内蔵し、システムを簡略化することもできる。
さらに、高加減速のハイヒットレート運転により、装置を高速化することもできる。1台の単独使用はもちろん、複数台の並列配置も可能で、装置に合わせた自由なレイアウトが可能だ。
定格電流は0.6Armsで、定格速度は1.0m/s、モータ質量185g、可動子質量45gとなっている。サーボアンプは、型番「RS2K04AAHA5」が適合する。
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