開催まであと少し! 「第12回 全日本学生フォーミュラ大会」 試走会リポート:第12回 全日本学生フォーミュラ大会 試走会リポート(2/2 ページ)
2014年9月2〜6日の5日間、静岡県袋井・掛川市内の小笠山総合運動公園(通称「エコパ」)で「第12回 全日本学生フォーミュラ大会」が開催される。その試走会が同年8月5〜6日に富士スピードウェイで行われた。
今回の試走会に参加していたチームの中から、3チームをピックアップして紹介する。
東海大学「Tokai Formula Club」
東海大学「Tokai Formula Club」は、学年ごとにチームを組んでいるのが特徴だ。1、2回生のうちはマシンの製作と試走会などへの参加で経験を積み、3回生で学生フォーミュラにエントリーする。第12回大会に出場するマシンは、フルカーボンモノコックを採用しており、さらにエンジンの再設計も行うなど新技術を取り入れることに注力したという。目標は東海大学初の総合優勝だ。同チームは、2014年12月にオーストラリアで開催される学生フォーミュラにも出場する予定だという。
上智大学「Sophia Racing」
上智大学の「Sophia Racing」は過去5回の総合優勝実績を持っており、連覇も経験している強豪だ。同チームは第12回大会に出場するマシンのコンセプトに「ボトムスピードの向上とトップスピードの維持による平均速度の向上」を掲げている。単気筒エンジンとターボチャージャーの組み合わせを採用するとともに、エアロデバイスも積極的に取り入れるとしている。2013年の第11回大会では、オートクロスとスキッドパッド部門で1位に輝くもエンデュランスでリタイアとなってしまい、総合成績は21位に終わった。その悔しさをバネに優勝を目指す。
編集部注(2014年8月12日):初出時、第11回大会の上智大学の順位について「デザインとスキッドパッド部門で1位」としていましたが、正しくは「オートクロスとスキッドパッド部門で1位」でした。お詫びして訂正いたします。上記記事は既に訂正済みです。
早稲田大学「Waseda Formula Project」
第12回大会の目標は「動的種目10位以内、総合15位以内」としているが、試走会初日のエンデュランスで1位の成績を残したのが早稲田大学の「Waseda Formula Project」だ。同チームのマシンのコンセプトは「基本性能とドライバビリティの向上」だという。好成績を残した試走会での勢いをそのままに本番へ臨めるか注目したい。
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