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「レクサスNX F SPORT」、ヤマハ発動機のパフォーマンスダンパーを採用:安全システム
トヨタ自動車のコンパクトクロスオーバーSUV「レクサスNX」のスポーツグレード「F SPORT」が、ヤマハ発動機のパフォーマンスダンパーを採用した。
ヤマハ発動機は2014年7月30日、同年7月29日に発売されたトヨタ自動車のコンパクトクロスオーバーSUV「レクサスNX」のスポーツグレード「F SPORT」にパフォーマンスダンパーが採用されたと発表した。パフォーマンスダンパーを採用するトヨタ自動車のレクサスブランドの車両は、「CT200h」、「RX450h/RX350」、「HS250h」に次いで4車種目となる。
一般的に、乗用車の車体は走行に伴って1mm以下のごくわずかな変形が生じる。弾性体である金属製の車体は、変形に対する減衰性が低いため、外力による変形エネルギーはほぼそのまま蓄積/放出し、固有振動数での変形を繰り返そうとする。
パフォーマンスダンパーは、このごくわずかな変形や振動を穏やかに整え吸収することができる、乗用車の前後主要部に設置する車体制振ダンパーである。パフォーマンスダンパーが減衰要素となって車体の変形エネルギーを吸収し熱エネルギーとして発散させる。車体の過大な変形も抑制され、通常走行時における快適性はもちろんのこと、比較的大きな車体変形を伴う高速走行時においても高い運動性と安定性を両立させることが可能になるという。
パフォーマンスダンパーは、ヤマハ発動機が2000年に基本概念を発案後、2004年4月に量産車に初めて採用された。
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