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「トヨタ2000GT」から50年――ヤマハ発動機が自動車用エンジンを300万台生産:工場ニュース
ヤマハ発動機は、自動車用エンジンの累計生産台数が300万台に到達したと発表した。同社の自動車エンジン事業は、1964年にトヨタ自動車と共同開発を始め、生産も手掛けた「トヨタ2000GT」向けのエンジンから始まる。
ヤマハ発動機は2014年6月16日、自動車用エンジンの累計生産台数が300万台に到達したことに併せて、自動車用エンジンの組み立てを行っている磐田本社工場(静岡県磐田市)でセレモニーを行った。
同社の自動車エンジン事業は、1964年からトヨタ自動車と共同開発し、生産も手掛けた「トヨタ2000GT」向けのエンジンから始まる。これまでにトヨタ自動車の他、Ford Motor(フォード)やVolvo(ボルボ)にエンジンを供給した実績がある。近年では、500台の限定生産で販売されたトヨタ自動車のスーパーカー「レクサスLFA」の排気量4.8l(リットル)V型10気筒エンジンを共同開発/生産している。この他、「レクサスIS」、「レクサスGS」、「クラウン」、「マークX」向けの排気量2.5lのV型6気筒エンジンも供給しているという。
ヤマハ発動機における自動車用エンジンの生産台数は、1989年に100万台、2005年に200万台を達成している。最初の100万台は、1967年発売のトヨタ2000GTから数えて22年、次の100万台は16年かかっているが、その次の100万台は9年と大幅に期間が短縮されている。
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