ヤマハ発動機が「世界初」のエンジン音翻訳アプリを配信:「バウリンガル」もびっくり
ヤマハ発動機は、二輪車などのエンジン音を喜怒哀楽のある表現に翻訳する無料のスマートフォンアプリ「Rev Translator(レヴトランスレーター)」の配信を開始した。エンジン音を翻訳するアプリは「世界初」(同社)だという。
ヤマハ発動機は2014年7月23日、二輪車などのエンジン音を喜怒哀楽のある表現に翻訳する無料のスマートフォンアプリ「Rev Translator(レヴトランスレーター)」の配信を開始した。「iPhone」などにアプリを配信している「App Store」と、Androidスマートフォンなどにアプリを配信している「Google Play」で入手できる。
Rev Translatorは、エンジン音を翻訳する「世界初」(ヤマハ発動機)のアプリである。翻訳キャラクターは性格別に6種類あり、エンジン音を翻訳して表示するセリフの組み合わせは1億通り以上になる。エンジン音の大小や抑揚だけでなく、時間や天気によっても表示されるセリフが変わる。またアプリを使い続けるとたまるポイントを使えば、ヤマハ発動機の二輪車などデフォルメしたキャラクターを手に入られるという特典もある。
ちなみに翻訳するエンジン音は、ヤマハ発動機の二輪車に限られることはない。エンジン全般の動作音に対応する。同社広報部によれば「そういった心の狭いアプリではない」とのこと。
同社はブランドスローガンとして「Revs Your Heart」を掲げている。「Rev」には、エンジンの回転を上げる、わくわくさせる、高ぶらせるという意味があり、ブランドスローガンには、同社製品のユーザーにエンジンの回転を上げるような心躍る瞬間を提供したいという狙いがある。今回配信を始めたRev Translatorの開発も、その一環だという。
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