コベリティ、ソフトウェアテストプラットフォーム「Coverity Software Testing Platform 7.5」を発表:組み込み開発ニュース
Coverity(コベリティ)は、ソフトウェアテストプラットフォームの最新版「Coverity Software Testing Platform 7.5」を発表した。日本市場向けには、2014年6月28日より販売を開始する。
Coverity(コベリティ)は2014年6月18日、ソフトウェアテストプラットフォームの最新版「Coverity Software Testing Platform 7.5」を発表した。日本市場向けには、同年6月28日より販売を開始する。
同製品は、ソフトウェア開発ライフサイクルの早期段階で、品質とセキュリティ上の重要な問題を特定し、それを修正するためのテストソリューションの包括的パッケージソフトウェアである。
開発現場に同製品を導入することで、ソフトウェアの開発段階であっても、品質保証段階であっても、コードに関するテスト開発やテスト実行に集中することができるという。つまり、開発チームがコード開発を進めながら品質やセキュリティ上の問題に対処でき、その一方でQAチームは変更の影響を受けるコードにのみ集中し、さらにテストのギャップを排除することで全体的なテスト時間の短縮が可能となる。
なお、同製品には、複数の新しい解析アルゴリズムが含まれている他、C#やJavaで開発されたコードへのサポートが一層強化されている。
具体的には、テストの優先順位付けと実行を支援するツールとして「Coverity Test Advisor - QA Edition」が含まれる。これは、Kalistick社より取得した技術をベースに開発したもので、どのテストが最も重要であるかの判断を支援してくれる。また、C#およびJavaによるコード開発で発生する問題点を特定するために、12の新機能および拡張解析アルゴリズムが含まれている。さらに、新しいセキュリティ解析アルゴリズムを追加し、Javaアプリケーションのセキュリティ脆弱性に対して、幅広いカバレッジを提供。そして、デスクトップ解析機能により、開発者は使用中の統合ソフトウェア開発環境(IDE)内で問題解決が行え、迅速な問題解決と生産性の向上に貢献できるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- リコール起こるその前に、コベリティのコード診断で全てを知る
製品のクラッシュや誤動作、セキュリティ脆弱性の原因となるソフトウェア不具合を、開発段階で自動検出するテストソリューションを手掛けるコベリティ。「第17回 組込みシステム開発技術展(ESEC2014)」では、展示に加えて無料のソースコード品質診断も実施する。 - コベリティ、「Coverity 6.0」と開発者コミュニティー「CoverityConnect」を発表
コベリティは、静的解析をコア技術とした“デベロップメントテスト”を実現するプラットフォームの最新版「Coverity 6.0」と、オンライン開発者コミュニティー「CoverityConnect」を発表した。