コベリティ、「Coverity 6.0」と開発者コミュニティー「CoverityConnect」を発表:デベロップメントテストの統合を支援
コベリティは、静的解析をコア技術とした“デベロップメントテスト”を実現するプラットフォームの最新版「Coverity 6.0」と、オンライン開発者コミュニティー「CoverityConnect」を発表した。
コベリティは2012年4月17日(米国時間)、静的解析をコア技術とした“デベロップメントテスト”を実現するプラットフォームの最新版「Coverity 6.0」と、オンライン開発者コミュニティー「CoverityConnect」を発表した(関連記事)。
Coverity 6.0では、分散開発における不具合情報を共有するための機能がより強化されたという。また、今回新たに発表されたCoverityConnectは、開発者が他のコベリティユーザー、コベリティの技術製品エキスパート、開発コミュニティーとのネットワークを確立し、コラボレーションを行う場として利用できるもので、Jiveをベースに構築されている(関連リンク)。
以下にCoverity 6.0とCoverityConnectの特長を列挙する。
Coverity 6.0の新機能/強化機能について
- 不具合管理のためのコラボレーションを改善:簡素化および集中化された不具合管理データベースを通じ、共有ソースコードブランチ内の不具合の特定、調査、解決の時間およびコストを軽減
- 不具合管理ワークフローをカスタマイズ:組織内ワークフロー、ポリシー、基準に合わせて不具合を分類し、優先順位を定め、報告
- 解析範囲を拡大:40以上の新規および改良済みの品質・セキュリティチェッカーで解析結果の精度を向上
- Javaコード品質を改善:Java解析速度を最大2倍に高め、不具合の特定と解決を加速
CoverityConnectについて
- 開発者フォーラム:デベロップメントテストに関する多様な技術トピックを取り上げるディスカッショングループやフォーラムへの参加が可能に
- Coverityプロダクトフォーラムと今週のエキスパート:知識の宝庫であるFAQやヒント集にアクセスし、他のコベリティユーザーやコベリティの技術製品エキスパートとのネットワークを確立し、今週のエキスパート(featured expert of the week)から学ぶことが可能に
- Coverityソースコードエクスチェンジ:自動スクリプトのサンプル、カスタム開発されたチェッカー、Webサービスラッパーを収集・共有し、導入とワークフローへの統合を支援
- Coverityセキュリティリサーチラボ:セキュリティリサーチチームと協力し、最新のセキュリティ動向や開発中のセキュリティに対処するためのベストプラクティスについて専門家の意見、見解、調査結果を聞くことが可能に
今回の発表について、同社 マーケティング担当 副社長のJennifer Johnson氏は次のようにコメントを寄せる。
「現代の開発組織は世界各地に分散した多くの開発チームで構成されています。製品発売サイクルが加速しつつある今、チームの枠を超えた情報共用は欠かすことができません。CoverityConnectおよびCoverity 6.0の発表は、開発者がデベロップメントテストをシームレスに開発プロセスに統合できるよう支援するというコベリティの取り組みが前進したことを示しています。開発者は連携を強化し、生産性の向上、出荷までの時間短縮、高品質ソフトウェアの配布のための情報を共有することが可能になります」(プレスリリースより抜粋)。
なお、同社は5月9〜11日の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第15回 組込みシステム開発技術展(以下、ESEC2012)」に出展する予定だ。
第15回 組込みシステム開発技術展(ESEC2012)
会期 | 2012年5月9日(水)〜11日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(11日(金)のみ17:00終了) |
会場 | 東京ビッグサイト |
コベリティ | ブースNo.:西 7-2 |
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