ニュース
図研、電気制御設計CADの導入・運用支援Webサイトを2014年9月に開設へ:FAニュース
部品ライブラリや開発支援ユーティリティなどのさまざまな情報を提供し、より短期間のうちに設計環境を立ち上げて、E3.seriesを効率的に運用できるように支援する狙いがある。また同日、オムロンがE3.series用部品ライブラリデータを提供していく取り組みに参画することも明らかにした。
図研は2014年5月27日、同社の電気制御設計CAD「E3.series」の導入が大手産業機械メーカー中心に進んでいることを受けて、E3.seriesの導入・運用を支援する専用Webサイトを2014年9月下旬に開設すると発表した。また同社が2014年4月に発表したE3.series用部品ライブラリデータを提供していく取り組みに、オムロンが参画することも明らかにした。
図研はE3.seriesの専用Webサイトをオープンすることで、部品ライブラリや開発支援ユーティリティなどのさまざまな情報を提供し、より短期間のうちに設計環境を立ち上げて効率的に運用できるように支援する狙いがある。
専用サイトでは、部品データダウンロードを提供する他、ユーザー同士による情報交換や図研のエンジニアによる運用支援情報を随時提供するユーザーフォーラムも設置する予定だ。
またE3.series向けに自社の部品ライブラリデータを提供すると表明したオムロンは今後、電気系CAD用のライブラリ提供を推進する方針。その第1弾としてリレー、押しボタンスイッチ、電源、タイマ/カウンタ、PLCなど、同社製E3.series用ライブラリを登録・配信する予定だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 図研、電気制御設計CAD「E3.series」用ライブラリを提供開始
部品メーカー12社がライブラリデータの登録・配信に参加する意向を表明。最新の情報で品質が高く信頼できるライブラリを、継続的に入手可能になる。 - 配線作業は誰でもできる!? 脱“紙”で配線作業の簡略化を実現――DMS2013 電気系CAD動向
電気制御盤の配線作業の現場にも脱“紙”の流れがやってきた。電気系CADのタブレット対応やユーザーインタフェースの進化により、配線作業現場で画面を見ながら作業を行う流れが出てきた。DMS2013での電気系CADのトレンドを追った。 - サイバネットが電気CADの販売パートナーをケイデンスからメンターに変更
Mentor Graphics(メンター)は、電気CAD「Xpedition」などを中核とした電子回路基板設計ソリューションを日本国内で販売/サポートするための代理店契約をサイバネットシステムと締結した。 - NECのPLM「Obbligato III」に、電気系CADデータの検索・閲覧対応の新製品
「Obbligato III/Electronic CAD Viewer」は、国内外の主要な電気系CADソフトのファイル形式に対応。プリント基板設計時の検図作業を効率化するという。独自の検索機能(クロスプローブ)、集計機能、簡易編集機能なども搭載している。