“日本発グローバル化”に最適な生産管理を訴えるB-EN-G:DMS2014開催直前! ブース出展情報
B-EN-Gは、「第25回 設計・製造ソリューション展」において、主力の製造業向けERP「MCFrame」を「原点回帰」(同社)として前面に押し出す。日本の製造業に合った生産管理の価値を訴えていく方針だ。加えて、スマートデバイスやモーションデバイス、音声認識との連携など、将来の生産現場の姿なども発信する。
東洋ビジネスエンジニアリング(以下、B-EN-G)は、「第25回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2014、2014年6月25〜27日、東京ビッグサイト)で、主力の製造業向けERP(基幹業務システム)である「MCFrame」を前面に押し出し、アピールする。国産の製造業向けERPとして、日本独自の運用に合わせた管理の魅力を訴求する方針だ。
同社が提供するMCFrameは、販売管理、生産管理、原価管理、経営管理などの機能を持つパッケージシステム。パッケージシステムでありながら柔軟な構造フレームワークを備えており、カスタマイズなどにより、事業運営に合ったシステム構築ができることが特徴だ。電子部品、精密機器、医療機器、自動車部品、医薬品、化粧品、食品など幅広い業種の製造業への導入実績を持つ。
海外拠点の導入が好調
2013年12月には海外向けに機能を最適化した「MCFrame CS Start-Up Edition」をリリース。短期導入をさらに促進するクラウド対応のSaaS(Software as a Service)版「MCFrame cloud」なども含め、海外法人での導入が加速しているという(関連記事:B-EN-G、MCFrameの海外版とクラウド版を提供――海外拠点の早期立ち上げを支援)。
B-EN-G プロダクト事業本部 マーケティング本部 マーケティングアライアンス部 部長の山下武志氏は「MCFrameは3年連続で受注数、売上高ともに過去最高となるなど、好調を持続している。グローバル化が進む中、海外拠点への生産管理システム導入が増えていることが追い風になっている」と話す。
加えて、この流れの中で「日系製造業があらためて自社の強みを見直す動きが広がってきた。以前はグローバル化といえば海外パッケージを採用するケースが多かったが、欧米型の生産管理システムが自社の業務フローに当てはまる企業とそうでない企業があることを冷静に見る企業が増えてきた。その中で自社のフローに合うものを探す中で、MCFrameが採用の候補になるケースが増えている」と山下氏は語る。
DMS2014では、「原点回帰としてあらためてMCFrameを前面に押し出した展示する」(山下氏)。製造業に数多くの実績を持つ生産管理、販売管理、原価管理の他、経営管理やBIなど各種アプリケーションの提案を行う。
スマートデバイス対応で新たな用途を
さらに、スマートデバイスや音声認識、モーションセンサーへの対応で、生産現場で効果的なICT活用を行う未来のソリューション像についてもアピールする。
スマートデバイス対応については、DMS2013にも出展した「MCFrame for iPad/iPhone」により、生産管理情報をスマートデバイスで把握できることを紹介する他、2013年8月にリリースした「RAKU-Pad」をアピールする。
RAKU-Padは、製造現場の情報の記録や参考情報の参照などをiPhoneやiPadで行えるようにするソリューションで、情報閲覧、データ入力、データ解析、などにより、製造現場の業務効率改善、品質向上、トラブルシューティングなどを実現するという(関連記事:製造現場をiPadで効率化――B-EN-G、iPhone/iPad活用ソリューションを強化)。
音声認識とモーションセンサーで未来の生産現場を
倉庫内の物流作業を効率化などで提案を進める「ヴォコレクト・ヴォイス」は、音声中心型の物流ソリューションだ。紙やバーコードリーダーの代わりに音声によって指示を出すことで、円滑な倉庫内作業が行える。B-EN-G ソリューション営業統括本部 SCM営業部 製造・物流担当マネージャーの菅原一雅氏は「製造業の物流拠点などでは人材不足に悩むケースが多い。音声認識ソリューションを導入することで、その効率化を図ることができる」と話す。
また参考出品になるが、マイクロソフトのKinect センサーを用い、業務改善や労務改善などを図るソリューションなども出展する。
第25回 設計・製造ソリューション展(DMS2014)
会期 2014年6月25〜6月27日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了
会場 東京ビッグサイト
東洋ビジネスエンジニアリング ブース情報
東ホール(小間番号:13-6)
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