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ロボット事業へ参入か? ソフトバンクが新技術への取り組みを発表:新型「NAO」活用の可能性も
ソフトバンクの孫正義社長は、自身のTwitterで新技術への取り組みを明かし、2014年6月5日、発表会を開催するとした。既に一部メディアで報じられているが、ロボット事業への参入が濃厚のようだ。
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2014年6月4日夜、ソフトバンクの孫正義社長は、自身のTwitterで“新技術への取り組み”を明かし、本日(同年6月5日)13時より、ソフトバンクグループ発表会を開催するとした。
既に一部メディアが報じているが、どうやらロボット事業への参入が濃厚のようだ。同氏は、2010年に発表した「新30年ビジョン」の中で、「知的ロボットと共存する社会の実現」を掲げ、2012年にはフランスのロボットベンチャー企業アルデバラン・ロボティクス社への出資を行っている。こうした経緯から、ロボット事業に関する何らかの発表があるものと考えられる。
日本経済新聞の報道によれば、「ソフトバンクが今夏をめどにヒューマノイドロボットを携帯電話販売店に設置し、接客などに利用する見通しだ」としている。
なお、アルデバラン・ロボティクス社は、ヒューマノイドロボット「NAO」の第5世代目となる「NAO Evolution」を新たに開発。同年6月16〜17日に東京都内で内覧会を予定している。NAO Evolutionには、クラウド音声認識エンジンが搭載されているとのことで、今回の発表(新技術)との関係も気になるところだ。
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