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日立産機システム、パケット通信端末CPTransのLTE対応版を9月から受注開始:FAニュース
LTE通信モジュールを搭載し、常時接続可能な高速データ通信が利用できる。日本全国のKDDI携帯電話サービスのLTE通信が使える。産業機器の設備監視や測定器のデータ転送など、幅広い用途での利用を想定。
日立産機システムは2014年5月13日、パケット通信端末CPTransのLTE対応新シリーズ「CPTrans-EL」を発表した。同年9月から受注を開始する。
CPTransシリーズは、測量機や表示機など産業用のさまざまな機器に組み入れて使用するデータ通信端末。新シリーズのCPTrans-ELでは、LTE通信モジュールを搭載し、高速データ通信が利用可能となった。日本全国のKDDI携帯電話サービスのLTE通信が使える。産業機器の設備監視やトラック・列車などの移動体位置管理、測定器のデータ転送などでの幅広い用途を想定している。
また常時接続が可能になったことで、ストリーミングやM2M通信での設備の稼働監視なども可能。プラチナバンドの800MHz帯を使用し、構造物を透過して障害物を回り込む特性の無線を利用しているため、よりつながりやすくなっているという。さらに、ルータ機能をより充実させるなど、高機能化を図った。
他にも、ユーザーアプリケーションやクラウド対応のエージェント搭載も可能な高機能LTE端末や、グローバル化に対応した海外対応の通信端末も開発。9月以降、順次製品化を予定している。
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