ニュース
安川電機、バラ積み部品のピッキング作業を自動化する3Dビジョンパッケージ発売:FAニュース
3Dビジョンセンサーの障壁となっていた油の付着した金属ワークや複雑形状のワークの認識が可能になった。
安川電機は2014年4月21日、バラ積み部品のピッキング作業を自動化する3Dビジョンパッケージ「MotoSight3D」を販売開始した。三次元(3D)CADマッチング方式を採用したことで、周辺環境変化に強くなり、複雑形状部品の認識が容易になったとうたっている。
MotoSight3Dは、3Dビジョンセンサーの障壁となっていた油の付着した金属ワークや複雑形状のワークの認識が可能になった。それにより筒状やリング状といった単純な形状のワークだけでなく、自動車部品などのプレス部品なども認識できるようになったという。
さらに、検出対象ワークに対して±0.5mm以内の精度で認識できる。3Dビジョンセンサーにありがちな、ラフ検出した後いったん仮置きして再度2Dビジョンで補正する処理が不要になったとしている。
また、視野範囲は1160×1160×600mmとした。視野を広くしたことで、ユーザーはパレティーナを専用のものにすることなく、そのまま使用できる。販売価格はオープン。目標販売台数は年間100台としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- キヤノンがマシンビジョン市場に新規参入――産業用分野への取り組みを加速
キヤノンは、高速・高精度な3次元認識を実現する3Dマシンビジョンシステムを発売し、マシンビジョン市場へ新規参入することを発表した。同社は産業用カメラ市場への参入も発表したばかりで、デジタルイメージング分野の技術応用を加速させている。 - コグネックス、高度な欠陥検出機能を装備したマシンビジョン向けソフトを発表
傷検査ツールとシーン補正フィルタを追加。表面欠陥検出アプリケーションが容易に構築可能に。 - 安川電機、“究極の性能”目指したモーションコントロール新製品
安川電機がACサーボドライブ新シリーズ「Σ-7」とマシンコントローラ「MP3300」などモーションコントロール新製品を発表。近年の外部環境の変化に適応させた装置性能と付加価値を用意、いま現在で盛り込める“究極の性能”を目指したという。