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図研の電気CAD「CR-5000」、コンチネンタルからA-SPICEレベル2の認証を受領設計開発ツール

図研の電気CAD「CR-5000 Board Designer」が、ドイツの大手ティア1サプライヤContinental(コンチネンタル)からAutomotive SPICE(A-SPICE)のレベル2の認証を受領した。

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図研の電気CAD「CR-5000」、コンチネンタルからA-SPICEレベル2の認証を受領

 図研は2014年2月26日、ドイツの大手ティア1サプライヤContinental(コンチネンタル)から、図研の電気CAD「CR-5000 Board Designer」がAutomotive SPICE(A-SPICE)のレベル2の認証を受領したと発表した。

 A-SPICEは、欧州の自動車メーカーが策定した車載ソフトウェアの品質改善を目的とした開発プロセスモデルである。車載ソフトウェアの開発を手掛けるコンチネンタルのようなティア1サプライヤや、その下請けとなるティア2/ティア3サプライヤがA-SPICEの認証取得を行うのは一般的だ。しかし、図研のような、車載システムや車載ソフトウェアの開発ツールのベンダーが、開発ツールそのものの開発プロセスについてA-SPICEレベル2の認証を受ける事例はあまりない。

 今回、CR-5000 Board DesignerがA-SPICEレベル2の認証を受領したのは、コンチネンタルによる約80社を対象にした監査の結果によるものだ。この監査では、対象となった企業の開発プロセスが、A-SPICEレベル2に該当する「管理されたプロセス」を満足しているかについて調査が行われた。

 図研は、CR-5000 Board Designerと同じ開発プロセスと品質管理プロセスにより、「CR-5000シリーズ」や「CR-8000シリーズ」などのEDAツールの設計/開発/検査/リリースを行っている。図研によれば、「コンチネンタルの厳格な検査を経てのA-SPICEレベル2の認証受領は、当社のEDAツールが、車載関連メーカーにおける品質向上のためのプロセスモデル構築にとって重要な役割を果たしていることを示している」という。

 また、コンチネンタルのHead of Software Quality Management(ソフトウェア品質管理の責任者)を務めるAchim Hoenow氏は、「図研は、今回われわれが監査した約80社のうちトップパフォーマーの1社だった。この結果は、図研が自動車産業のサプライチェーンにとって、強固で信頼できるパートナーであることを示している」と述べている。

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