ニュース
IFSジャパン、製造現場の稼働率・負荷などの視覚化ツールをリリース:製造ITニュース
複数のソースからデータを収集し、製造プロセスの現状を簡単に可視化。資材の稼働率や機械の負荷など、製造状況に関するさまざまな情報を、リアルタイムに確認できる。
IFSジャパンは2014年2月21日、製造現場の視覚化ツール 「IFSマニュファクチャリング・ビジュアライザー」を日本市場に向けて2014年4〜6月期にリリースすると発表した。
同ツールは、複数のソースからデータを収集し、製造プロセスの現状を簡単に可視化。資材の稼働率や機械の負荷など、製造状況に関するさまざまな情報を、リアルタイムに確認できるようになる。
表示内容は、ユーザー側でカスタマイズできる。インタフェースは直感的で使いやすいように設計されていて、タッチ処理にも対応。自動リフレッシュ機能により、表示される情報は常に最新のものになっている。
従来は製造工程の進捗度や資材の在庫状況などを確認するためには、複数のツールを用いねばならず、さらに解析する手間も掛かっていたという。製造現場の運用責任者・管理者は同ツールを導入することで、リアルタイムに現状を把握できるようになり、製造プロセスの改善を迅速に実行できるようになるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「異常、現場からお伝えしました」――生産現場見える化はどこまで行くのか
「ものづくりNext↑2013」では、富士通やパナソニックシステムネットワークス社などが、“生産現場の見える化”について、ソリューションを提案した。 - MELSEC-QとつながるクラウドERP「IFS Applications」
現場の実績値を自動でERPに送信し、管理・分析の精度を高めるクラウド型ERP。日本企業のアジア進出を支援する切り札になるか。 - 見えてるつもりで見えていない?――現場の“見える化”進めるSAP、日立、B-EN-G
ITシステムの導入などで“見える化”が進む設計・製造現場だが、実際にはまだまだ見えていない部分も多い。DMS2013では、SAPや東洋ビジネスエンジニアリング、日立ソリューションズが各種“見える化”ツールの提案を行い、人気を集めた。 - NEC、自社のグローバル生産管理システムを刷新――2016年3月期までに全社導入を目指す
NECは、グローバルSCM体制の強化を掲げており、その第1弾として、スーパーコンピュータなどを扱うITプラットフォーム事業、および家庭用蓄電池などの蓄電システム事業の生産管理システムを刷新。2013年5月から稼働を開始した。