ニュース
オムロン、画像処理システムFHシリーズにハイスピード1200万画素カメラを追加:FAニュース
ハイスピードCMOSカメラはカラーとモノクロの2機種。センサーコントローラもバージョンアップし新たにOCR機能を追加。
オムロンは2014年2月4日、画像処理システムFHシリーズにハイスピードCMOSカメラ「1200万画素カラー(形FH-SC12)」と「1200万画素モノクロ(形FH-SM12)」を追加すると発表した。また、FHセンサーコントローラをバージョンアップしてOCR機能を追加した。
FHシリーズは、画像処理の高速化のみならず機械タクトの高速化に貢献する画像処理システム。今回発売するハイスピードCMOSカメラ2機種は、1200万画素の高解像度ながら高速な画像転送を可能にした。機械のタクトを落とすことなく高解像度画像を用いた検査・計測ができる。また、FHセンサーコントローラに新たに追加したOCR機能は、従来の文字読み取りでは実物の撮影画像を基にした辞書登録が必須だったものを改善し、辞書登録の手間を大幅に削減して現場での利便性を向上した。さらに、従来のOCR機能では困難だった文字間の近接や文字列の湾曲など悪条件下での文字読み取りを可能とし、製造機械の立ち上げ工数を大幅に削減する。両製品とも標準価格はオープン。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 製造現場における画像処理【前編】
製造現場における画像処理技術とは何か? その特徴や導入時のポイントなどをきちんと理解し、生産性向上に役立てていきましょう。連載第5回のテーマは「製造現場における画像処理」についてです。具体的に画像処理が製造現場で効果的に利用されている実例を紹介します。 - オムロン、インテル Atom搭載の次世代マシンオートメーションコントローラ発表
オムロンは、ベースアーキテクチャを一新した次世代コントローラ製品「マシンオートメーションコントローラ Sysmac NJシリーズ」、およびソフトウェア製品「マシンオートメーションソフトウェア Sysmac Studio」を発表した。 - オムロン逆転の発想、「カイゼン」と「省エネ」は同じことだった
生産のQCD(品質、コスト、納期)を見直すカイゼン活動は、現場力の見せ所だ。一方、省エネはこれまで現場から離れた工場の管理部門の役割だとされてきた。QCDと省エネを同じ目線で捉えると何ができるのだろうか。オムロンの事例を小寺信良が紹介する。