「i-MiEV」が米国でも値下げ、カリフォルニア州の実質価格は約133万円:電気自動車
三菱自動車は、米国向けの電気自動車(EV)「i-MiEV」について、機能を充実するとともに値下げした2014年モデルを発表した。カリフォルニア州であれば、1万2995米ドル(約133万1000円)で購入可能である。
三菱自動車は2013年12月3日(米国時間)、米国向けの電気自動車(EV)「i-MiEV」について、機能を充実するとともに値下げした2014年モデルを発表した。同年11月には、日本国内でも値下げを発表していた(関連記事:「i-MiEV」が値下げ、電池容量16kWhモデルの実質価格は90万円安の205万円に)。
米国で販売されているi-MiEVの電池容量は16.0kWhで統一されている。ベースとなる「ESグレード」の他、アルミニウムホイールやフォグランプ、上級のカーオーディオなど装備が充実した「SEグレード」、専用のカーナビゲーションシステムやバックモニター、電池パックのヒーター、CHAdeMO準拠の急速充電コネクタなどを有する最上位の「SEプレミアムパッケージ」が用意されていた。価格は、ESグレードが2万9125米ドル(約298万3000円)、SEグレードが3万1125米ドル(約318万8000円)、SEプレミアムパッケージが3万3915米ドル(約347万4000円)である。
2014年モデルでは販売をESグレードに一本化した。価格は、従来のESグレードから6130米ドル(約62万7000円)値下げし、2万2995米ドル(約235万5000円)となった。これに連邦政府からの税額控除7500米ドルが加わると、実質的な購入価格は1万5495米ドル(約158万7000円)となる。さらに、カリフォルニア州であれば、EVを購入する際に2500米ドルの補助金を受けられるので、実質価格は1万2995米ドル(約133万1000円)まで下がる。
日産自動車が2013年1月に発表した米国向け「リーフ」のカリフォルニア州における実質価格は、低価格が特徴の「Sグレード」が1万8800米ドル(約192万6000円)だった(関連記事:北米向け新型「リーフ」、カリフォルニア州では約168万円で購入可能に)。
値下げしたi-MiEVの2014年モデルだが、従来の最上グレードであるSEプレミアムパッケージと同等クラスまで装備を充実させた。アルミニウムホイールやフォグランプ、上級のカーオーディオ、運転席と助手席のシートヒーター、電池パックのヒーター、CHAdeMO準拠の急速充電コネクタ、本革巻きのステアリングホイールとシフトノブなどが標準装備となっている。ただし、専用のカーナビゲーションシステムやバックモニターは装備していない。
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