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「twin up!はXL1と兄弟」――リッター90.9kmのPHEV「twin up!」東京モーターショー2013(2/2 ページ)

Volkswagen(フォルクスワーゲン)が、東京モーターショー2013で4人乗り小型車のプラグインハイブリッド車(PHEV)コンセプトモデル「twin up!」を発表。リッター90.9kmの超低燃費は、設計の規格化/標準化でさまざまなパワートレインに対応可能な新世代プラットフォームによって生まれた。

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 エネルギー容量6.6kWhのリチウムイオンバッテリー、車載電装システムのための12Vバッテリー、燃料タンク(33l)からなる「フューエルストレージ(燃料貯蔵)システム」をリヤベンチシートとラゲッジルームの下に搭載。バッテリーと燃料タンクの両方を積まなくてはならないPHEVは重量面でハンデがあるが、車両重量は現行up!の940kgに対し245kg増の1205kgに抑えている。また、転がり抵抗を最小にした低燃費対応タイヤ(サイズ165/65R15)も採用。

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「フューエルストレージ(燃料貯蔵)システム」をリヤベンチシートとラゲッジルームの下に搭載

 EVモードでは0〜60km/hを8.8秒で加速することができるほか、電気モーターのみの駆動でも最高速度は125km/hを実現。ハイブリッドモードでは最大トルクが215Nmで最高速度は140km/hと、スモールカーとしては十分な動力性能を備える。

 0.8リッター2気筒TDIエンジンは現行の第7世代ゴルフ(欧州仕様)に搭載されている1.6リッター4気筒のコモンレールディーゼルをベースにしたもので、同じボアピッチ(88mm)/ボア(81mm)/ストローク(80.5mm)を採用している。

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 EVモードでは、TDIは遮断クラッチの働きにより駆動系から切り離され、運転を停止。その間もギアボックス側のクラッチはつながっており、7速DSGとは接続されたままとなる。バッテリーが十分充電された状態であれば、ドライバーはeモードボタンを押すだけで電気走行を選ぶことが可能だ。

 東京モーターショーに出展されたtwin up!の外装は、ブルーの細かいガラス片の混合で特殊な視覚的変化を演出する専用エフェクトカラー「Sparkling White(スパークリングホワイト)」でペイントされている。

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フォルクスワーゲン グループ ジャパン社長の庄司茂氏

 フォルクスワーゲン グループ ジャパン社長の庄司茂氏は「今年はVWが日本で輸入販売を始めてちょうど60年の記念すべき年。1953年に最初のBeetleが輸入されて以来、140万台以上のVW車が日本のお客さまに届けられた。この記念すべき年に、VWが日本で過去最高の販売台数を記録することはほぼ確実」と日本市場での好調な同社近況を報告。その原動力となっているのが、The BeetleやUP! そして今年6月に導入した7代目ゴルフなど新型車であることを述べ、2014年の秋冬シーズンに日本市場に投入される予定の「e-up!」や「e-Golf」への期待を示した。


photophoto 2014年後半に日本市場に投入される予定の「e-up!」(左)と「e-Golf」(右)

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